監査法人に転職しようか悩んでいる人「監査法人への転職を考えているが、自分はもう若くない。監査法人には何歳まで転職できるんだろうか?」
この記事ではこういった疑問に答えます。
先に結論
監査法人への転職には年齢は関係ない。
監査法人は入社後の出世にも年齢は影響しない。大事なのは入社後に仕事ができるかできないかだけ。
監査法人への転職におすすめの転職エージェントはマイナビ会計士。理由は①求人案件が最も多いから②公認会計士専門だから会計士の転職を理解しているから。
※マイナビのプロモーションを含みます。
この記事を読んだら
監査法人に転職できる年齢がわかります。
監査法人の中の年齢に対する考え方がわかります。
この記事の信頼性
この記事の筆者は、大手監査法人に勤務しています。
目次
【監査法人に転職する時の年齢】年齢は関係ない
先に結論
監査法人への就職・転職には、公認会計士試験に合格していれば年齢は関係ない。
理由は①売り手市場だから②監査法人には年齢を気にしない文化があるから。
早速ですが、結論から言います。監査法人への転職に年齢は関係ありません。
その理由を解説します。
理由①売り手市場だから
監査法人への転職に年齢が関係ない理由の1つ目は、公認会計士試験合格者の就職・転職市場が売り手市場だということです。
これを具体的に説明します。
近年の公認会計士論文式試験の合格者数は毎年約1,300人です。そして、BIG4と呼ばれる大手監査法人はそれぞれ200~300人ほど採用し、大手監査法人全体で1,000人ほど採用します。論文式試験の合格者は全員が監査法人に転職するわけではないです。
したがって、論文式試験合格者のうち大手監査法人を志望した人は、かなり高い確率で採用されているということがわかりますよね?
これは実際の就職説明会などに参加していただければわかることで、監査法人の就職説明会は、正直、説明会というより合格者の取り合いです。
私も監査法人へのリクルート活動中は、どこの説明会に行っても勧誘を受け、各監査法人から引っ張りだこでした笑(筆者は2019年論文式試験合格)
これは私が特別優秀というわけではありません。むしろ私は大学中退して8年間フリーターをしていたという身です。そんな私で引っ張りだこ状態だったので、私は自信をもって言います。監査法人への就職・転職は売り手市場です。
(ネットで調べると公認会計士試験に合格しても就職難という情報も出てくるかもしれませんが、それは合格者を4,000名ほどまで増やしていた2007年ころの情報です。今は合格者数を適正な人数にしているので、就職難なんてありえません。)
理由②年齢を重視しない文化がある
監査法人への転職に年齢が関係ない理由の2つ目は、監査法人には年齢を気にしない文化があるということです。
監査法人は新卒採用じゃないので、年齢でなく入社の年次で上下関係が決まります。
例えば、私は入社時点で31歳だったので年下の先輩もたくさんいます。
ですので、そもそも監査法人は人を年齢ではなく入社何年目かで見るという文化があり、年齢はあまり気にしません。
既述の通り私は31歳時点で入社しましたし、もっと上の人もいました。私の同期だと最高で41歳の方がいました。
ですので監査法人は何歳でも入社できます。
もっと言うと、監査法人は学歴もあまり気にしません。公認会計士試験合格者は全員平等に見なされ、あとは入社後に仕事ができるかできないかです。
何歳でもどんな学歴でも公認会計士試験に合格していたら、自信をもって監査法人への就職・転職活動を行っていいと思います。
【監査法人に転職する時の年齢】経験も関係ない
先に結論
監査法人に入るには職歴も関係ない。
理由は、公認会計士試験に専念するために既卒・職歴ナシという人は当たり前のようにいるから。
監査法人に入るには年齢は関係ない、気にしないで良いということを書きましたが、実は経験・職歴も関係ないです。
普通の転職だったら「30代だったらある程度の職歴がないと難しい」とか「既卒で職歴ナシは厳しい」というような考え方があると思いますが、監査法人にこれはないです。
理由は、公認会計士試験に合格するために大学を卒業しても就職しない人や、会社を退職して勉強に専念する人がたくさんいるからです。
監査法人に入る人には上記のような人がたくさんいて、既卒・職歴ナシなんて当たり前のようにいます。
ですので、監査法人には職歴を気にする文化もありません。何歳でも、未経験でも入社できます。
【監査法人に転職する時の年齢】入社後の出世にも関係ない
先に結論
監査法人には年齢を気にしない文化があるので、入社後の出世にも年齢は影響しない。
むしろ年齢が高くて社会経験のある人のほうが、仕事ができて評価されて、早めに出世する傾向にある。
ここまでは監査法人に入るときのことを書いてきましたが、今度は監査法人に入ってからのことを書きます。
監査法人は入社してからの評価・出世にも年齢は関係ないです。
ここまで監査法人は年齢も経験も何にも関係ないと書くと、さすがに「本当?」と思うかもしれませんが、本当です。
監査法人には既述の通り年齢を気にしない文化があります。ですのでその評価の際にも年齢や学歴ではなく、あくまで仕事ができるかできないか、ここで評価されます。
ですので、入社時の年齢が高くても出世しずらいなんてことはありません。むしろ年齢が高い人のほうが、落ち着いていたり、社会経験があることから、入社後すぐに活躍するので、評価されて早く出世します。
監査法人の業務は、ただ監査するだけでなく、クライアントの経理担当者に質問したり、上司に報告したりというような一般的な社会人経験が生きる業務もたくさんあります。
そりゃ新卒の人より、30歳くらいで少しでも社会経験がある人のほうが、入社後すぐは活躍しますよね?
ただ、新卒の人も年次を重ねるごとにどんどん成長して、自分より社会経験がある人を追い抜いてしまうということも当然あります。
とにかく監査法人は過去の経歴などではなく、今仕事ができるのかどうか、そこだけで評価してくれる組織だということです。
監査法人への転職におすすめの転職エージェント
先に結論
転職エージェントとは人材紹介会社のことで、登録すると自分の希望に合った求人を多数紹介してくれる。
おすすめの転職エージェントはマイナビ会計士。理由は①求人案件が最も多いから②公認会計士専門だから会計士の転職を理解しているから。
※マイナビのプロモーションを含みます。
転職エージェントとは?
そもそも転職エージェントとは、人材紹介会社のことです。普通は求人サイトなどで募集案件に応募して、その企業の面接を受けるという流れになりますが、エージェントを使うと、まずエージェントに登録をして、エージェントに仕事を紹介してもらい、面接までのアプローチもエージェントに行ってもらい、面接を受けるという流れになります。
このエージェントを使うと以下のメリットがあります。
①面接までのアプローチを手伝ってもらえる。
エージェントは企業に私たちを紹介してくれますが、その際に私たちの長所を最大限に紹介してくれます。自分一人で転職活動を行うより、転職活動のプロであるエージェントの助力がある方が、内定をもらえる可能性は高くなるでしょう。
②一度に多くの案件を比較できる
エージェントは常に多数の人材募集案件を持っています。エージェントに登録するとたくさんの案件を紹介してもらえるので、その中から比較して、応募する案件を決めることができます。
③会計専門のエージェントがある
会計に関する仕事のみを専門に扱うエージェントがあります。普通のエージェントだと色々な仕事を扱っているので、会計のことをよくわかっていないのですが、会計系専門のエージェントだと会計のこと・会計に関する仕事にとても詳しいので、本当の意味で自分の希望を満たした転職先を見つけてくれます。
そんなエージェントを以下でおすすめ順に紹介していきます。
おすすめ度1位「マイナビ会計士」
おすすめ度1位は「マイナビ会計士」です!理由は①求人案件数がNO1だから②公認会計士専門だから会計士の転職について熟知しているからです。
マイナビ会計士は公認会計士もしくは公認会計士試験合格者専用の人材エージェントです。
また、マイナビ会計士はそのサイトにも記載がありますが、ネットでは公開していない案件が多数あります。私も登録しているのですが、登録に行った際にはネットにはなかった案件がとてもたくさんあり、どれもとても良質な案件ばかりでした。
是非とも一度登録に行ってみて、実際どのような案件があるのか目を通してみるべきだと思います。
マイナビ会計士へのリンクは以下です。
※マイナビのプロモーションを含みます。
おすすめ度2位「ジャスネット」
ジャスネットは会計・経理・税務・財務分野専門の転職エージェントです!会計系専門のエージェントですので、当然企業経理、監査法人、コンサルなどの会計系人材を求める案件がとりそろってます。
ジャスネットの魅力は何といっても営業の方のレベルの高さです。会計業界は専門性が高いので、普通のエージェントだとなかなか話が伝わらないことがあります。こちらがこれまでの経験や経理の細かい業務内容の話をしても、少し会話が噛み合わなかったりするんです。
でも、ジャスネットならそんなことにはなりません。ジャスネットは会計系専門の転職エージェントの老舗ですで、営業さんの会計に対する理解や営業としての経験値が高いです。私もジャスネットさんの社員さんを何人か知っているのですが、もともと経理や会計事務所で勤務していたという方が多く、会計業務について皆さんとてもよく理解されてました。
ですので、ジャスネットに登録すれば、仕事のレベルも自分に合っている希望通りの案件を紹介してもらえるはずです。
ジャスネットのリンクは以下です。
おすすめ度3位「MS-JAPAN」
MS-JAPANは管理部門・仕業専門のエージェントで、転職決定率No.1の実績を誇っています。
MS-JAPANは会計系だけでなく、財務や総務などの管理部門全般の求人を持っています。ですので、会計だけに絞らず所有案件全体でみると、所有案件数は最も多いです。
監査法人やコンサルだけでなく、財務やCEO案件なども検討したい方にはMS-JAPANが最もおすすめのエージェントです!
MS-JAPANへのリンクは以下です。
【監査法人に転職する時の年齢】まとめ
この記事はいかがでしたでしょうか。この記事に書いたことをまとめると以下です。
結論
監査法人への転職には年齢は関係ない。
監査法人は入社後の出世にも年齢は影響しない。大事なのは入社後に仕事ができるかできないかだけ。
監査法人への転職におすすめの転職エージェントはマイナビ会計士。理由は①求人案件が最も多いから②公認会計士専門だから会計士の転職を理解しているから。
※マイナビのプロモーションを含みます。
また、公認会計士向けの転職エージェントについては以下の記事で詳しく解説しています。
転職エージェントを比較したい公認会計士の方、転職を検討している公認会計士の方向け。内容⇒転職エージェントとは?転職エージェントの比較、おすすめの転職エージェント、転職エージェントのメリット・デメリットetc。この記事を読めば、公認会計士向けの転職エージェントの特徴や利用法、おすすめのエージェントを知ることができます。
この記事が、転職を考えている会計士の方に少しでも役立てば幸いです。