公認会計士試験を目指そうと思っている大学生「公認会計士を目指すために予備校に入ろうと思うが、どの予備校が良いんだろか?また大学に通いながら予備校に通うことは可能なんだろうか?」
この記事ではこういった疑問に答えます。
先に結論
大学生におすすめの予備校はCPA会計学院。理由は①合格者数が圧倒的に多いから②講師への質問が最もしやすいから。
コスパ重視ならクレアールもあり。
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こんな人向けの記事です
おすすめの公認会計士試験用の予備校を知りたい大学生
公認会計士試験用の予備校がどんなところか知りたい大学生
この記事の信頼性
この記事の筆者は、2年の勉強期間で公認会計士試験に合格しています。
目次
大学生におすすめの公認会計士予備校①公認会計士試験用の予備校ってどんなところ?
まずは、公認会計士試験用の予備校がどんなところなのか、ご説明いたします。
概要
公認会計士試験用の予備校を簡単に説明すると、以下のような感じです。
・期間はだいたい1.5~2年
・公認会計士試験用の予備校は大手3校(CPA会計学院、大原、TAC)と中堅2校(LEC、クレアール)の5校が有名。
・入学すると教材一式が支給され、それをもとに勉強をしていく。
・通学コースと通信コースがある(たいてい、通信コースは教材が家に郵送されてきて、授業はwebやDVDなどで視聴するというスタイル)。
・合格後の就職活動もサポートしてくれる。
こんな感じです。
公認会計士試験は短答式(1次試験)、論文式(2次試験)と2回ありますが(これに合格した後に実務経験を積み、最後に終了考査というのを受験する必要がありますが、論文式を合格した時点で監査法人等に就職できますので、公認会計士試験の予備校はこの論文式の合格をゴールとしています)、その論文式合格までの平均的な勉強期間は2~3年です。
予備校ではその論文式までの勉強を1.5~2年のカリキュラムでこなしていく、というイメージです。ただ、人それぞれのペースがありますので、これより早く合格してしまう人もいます。
また、公認会計士試験用の予備校は、主に大手3校(CPA会計学院、大原、TAC)と中堅2校(LEC、クレアール)の5校であり、この5校でシェア90%以上を持っています。後ほど記載いたしますが、大手は合格者数も圧倒的に多いですがその分値段も高く、中堅は大手ほどの合格者は輩出していませんが、その分値段が安いという特徴があります。
費用
受講料はコースによって異なりますが、ほとんどの人が入学する1.5年~2年のコースだと、だいたい以下のような値段になります。
料金 | 2024年公認会計士試験の合格者数 | |
---|---|---|
CPA会計学院 | 60万~85万 | 973名(合格者占有率 60.7%) |
TAC | 75万~85万 | 非公開 |
大原 | 75万~85万 | 非公開 |
LEC | 45万~55万 | 非公開 |
クレアール | 45万~55万 | 非公開 |
上でも述べましたが、公認会計士予備校は、大手は合格者数も圧倒的に多いですがその分値段も高く、中堅は大手ほどの合格者は輩出していませんが、その分値段が安いという特徴があります。
近年の公認会計士試験全体の合格者数は1300~1400名であり、毎年大手3校で1100~1200名の合格者を輩出するので、大手3校で合格者の85~90%を占めています。やはり大手は圧倒的に合格者が多いです。
ただ、大手の合格者が多いのはそもそもの大手予備校の在学生が多いからでもあり、中堅校が大手と比べて授業や教材の質がとても下がるのかと言うと、そういうわけではありません。
特にクレアールは、教材は大手と変わらない質の高い教材であり、正直言って大手とそんなに差は無いと思います。
入学時期
公認会計士試験向けの予備校の入学時期ですが、答えは
「いつでも入れます」
予備校にはコースがあります。「1.8年短期合格コース」とか「4月入学コース」みたいな感じです。これらのコースによってもちろん入学時期はある程度定められてはいますが、入学時期はズレても予備校が対応してくれるし、コースは季節ごとに用意されているからです。
1~2月くらいに始まるコースがあれば、3~4月頃に始まるコースもある、5~12月もまた然り、ということです。
ですので、入学したいと思った方は、思い立ったが吉日。資料請求してみて、ここに入学したいなと思ったらすぐに申し込んでしまいましょう。
通学通信
公認会計士試験用の予備校は、各社様々な講座を開いていますが、講座の受講方法としては、通学コースと通信コースの2つがあることが多いです。その2つを早速ですが、以下の表にて比較してみました。
通信コース | 通学コース | |
---|---|---|
授業料 | 通学と同じ(もしくは通信の方が安い) | 通信と同じ(もしくは通信の方が安い) |
教材 | 通学と同じ | 通信と同じ |
授業 | web・DVD | ライブ授業 |
校舎・自習室の利用 | 制限されている | 無制限 |
フォロー体制 | 電話・メール・SNSにて対応 | 対面で講師などに質問できる |
また、各コースの受講イメージとしては以下のような感じです
通学コース
校舎にて授業を受けながら他の受講生たちとカリキュラムに沿って学習を進めていく。校舎内の施設や校舎での講師への質問が自由にできる
通信コース
自宅にて授業の動画を見てカリキュラムを進めていく。講師への質問等は電話・メール・SNS等を使って適宜行っていく。
※ただ、現在は新型コロナウイルスの流行により、ライブ授業や自習室の利用を制限している予備校もあるようです。
つまり、通学と通信の違いは対面で授業を受けられるか、対面で講師に質問できるかという点です。それ以外は何も変わりありません。ですので、社会人の方は通信を検討している方も多いと思いますが、私はむしろ通信の方が良いと思います!なぜなら、対面での学習はできなくなりますが、その分移動時間を節約でき、時間を有効活用できるからです!
大学生におすすめの公認会計士予備校②大学に通いながら通えるの?
先に結論
通える。でも大学の授業が多いうちは結構大変なので、通信もあり!公認会計士試験用の予備校への通学を考えている大学生の中には「大学に通いながら、予備校にも通うのは大変じゃないの?」と考える方も多いと思います。
結論から言うと、予備校には最初の内は週3~4日ほど通うので、大学の授業が多い方は結構大変です。また、大学生だとバイトや遊びもあると思うので、本当大変です。特に、授業が多い大学1~2年生の方は大変だと思います。
でも、予備校に通うなら、早い段階から通う大きなメリットがあります。それは、
大学在学中に合格できる
ということです。
公認会計士試験の合格までの平均的な勉強時間は3,000~5,000時間、年数でいうと2~3年と言われています。ですので、大学1~2年生の内に勉強を始めると大学在学中に合格できる可能性があります。
これはとても大きなメリットです。なぜなら、大学3年になると周りは就活を始めますが、自分は公認会計士試験の勉強をしていて就活は始めない。大学在学中から公認会計士を目指すと普通、こういう状況になりとても焦るのですが、大学3年で合格してしまえば、この状況にはならないからです。
しかも就活は公認会計士試験に合格した状況で始められるので、はっきり言って就活は無双できます笑
ですので、大学の早いうちから公認会計士試験用の予備校に入ることは大きなメリットがあります。
「でも、大学と予備校の両方通うのは大変なんでしょ?」
こう思う方もいらっしゃると思います。そうなんです。大変なんです。
そんな方には通信をお勧めします!
上に書いたように、通信はどこの予備校も、教材は全て通学と同じものを使い、授業はWebで見て、質問はメールや電話で行う、というスタイルが一般的です。
正直、通学とほとんど変わらないので通信が通学と比べて不利になるということは全くないと思いますが、あえて言うなら、講師に質問しにくい、と言うのはデメリットになるかもしれません。
ですので、通信にするなら、通信でも講師に質問しやすい予備校を選ぶべきです。
通信での質問等のフォロー体制が最も充実した予備校はCPA会計学院です。下で詳細を書いていますが、一番おすすめの予備校です。CPA会計学院を検討するなら、無料授業体験がついてくるので、まずは資料請求するのがおすすめです。
大学生におすすめの公認会計士予備校③おすすめの予備校
先に結論
おすすめはCPA会計学院。値段が気になるならクレアールもあり!ここでは、おすすめの予備校をご説明いたします。
私が予備校を評価するうえで重要視している点は以下です。
・教材はわかりやすいか
・授業はわかりやすいか
・質問に対するフォロー体制
・デジタル対応
教材・授業のわかりやすさは当然ですが、こちらからの質問にしっかり答えてくれるかというのは、とても重要な点の一つだと思います。質問しても疑問が解決しなかったり、なかなか質問できない環境だと勉強の効率が落ちるので。
また、予備校に入っても学習の中心は自習になりますので、自習のしやすさ(いつでもどこでも学習できるか)と言う意味で、デジタル対応も重要な点の一つです。教材や授業がネットで見れたり、ネットから質問ができると勉強の効率が上がります。
これらの点から、私がおすすめする予備校はCPA会計学院です。正直、今入学するならこの予備校一択です。また、コスパ面を重視するならクレアールです。
CPA会計学院
受講料 | 60~85万 |
直近の合格者数 | 973名 |
校舎の数 | 5校 |
CPA会計学院のメリットは以下です。
驚異的な合格者数
教材・講師の質の高さ
デジタル対応が最も進んでいる予備校
フォロー体制も予備校の中で最も充実している
驚異的な合格者数
CPA会計学院は2024年の合格者数トップの公認会計士予備校です(2024年 合格者数973名 合格者占有率60.7%)。
公認会計士試験の予備校は、TACと大原が昔からの大手で、2015年ほどまではこの2校で合格者の大半を独占していました。
そこに近年急成長したのがCPA会計学院で、2021年に合格者数でトップに立ち、今では合格者占有率60.7%と合格者の6割を占めています。
これだけ急成長した理由としては、講師の質の高さ、教材の質の高さ、サポート体制の充実が挙げられます。詳細を以下で解説していきます。
有名講師陣
CPA会計学院は数年前に他の予備校から有名講師を引き抜いており、講師の方はみなさん公認会計士会では有名な講師です。ですので、授業の質はとても高いです。
また、CPA会計学院にはチューターという制度があるのですが、こちらもとても評判がいいです。チューターとは前年に公認会計士試験に合格した方達のことで、大学在学中に合格した方が中心のようです。
CPA会計学院の校舎には講師だけでなく、このチューターが常駐しており、生徒の質問対応をしています。前年に実際に合格しているチューターの方々は知識が新鮮ですし、自分が抱えているのと同じような悩みを必ず経験しているはずなので、そんなチューターの方々に質問できるのは、とても有意義だと思います。
教材の質の高さ
CPA会計学院の教材はとても質が高いことで有名です。私も実際にCPA会計学院の教材を使ったのですが、とても良い教材でした。教材が分かりやすく書いてあることは当然として、私が非常に助かったのが、CPA会計学院の教材には、範囲ごとにA~Cの重要性が書いてあることです。
公認会計士試験の範囲の中には、ほとんど本番で出題されないので捨てるべき部分としょっちゅう出るので重点的に勉強すべき部分があります。A~Cの重要性はその判断に使え、それは学習の効率をグンと上げてくれます。
また、この重要性は答練や模試にも書いてあるので、実際の試験で「難しいので捨てるべき問題を捨てる練習」にも使えます。公認会計士試験では「難易度が高すぎて、解こうとするととても時間がかかるし正答率も低いので捨てるべき問題」が毎年必ず出題されます。
問題を解く練習も大切ですが、問題を捨てる練習も同じくらい大切です。その練習ができるのはとても助かります。
デジタル対応
CPA会計学院は大手予備校の中で最もデジタル対応が進んでいます。具体的には以下のようなデジタル化が図られています。
・全ての教材がwebでも読める。(もちろん紙媒体の物ももらえます)
・講義は全てwebでも受講できる
・講義は音声データ版もある(電車や寝るときにイヤホンで講義を聴ける)
ここまでデジタル化されていますので、いつでもどこでも勉強できます。勉強は電車やカフェでも勉強したいという方にとって、これはとても助かると思います。
通信のフォロー体制
CPA会計学院の強みとして校舎に講師が常駐しているので、いつでも質問できると記載いたしましたが、CPA会計学院は通信コースの方も講師・チューターに質問できます。
その方法は電話・メール・Zoom・バーチャル校・対面と全ての質問方法がそろっていますので、通信でもわからないところはすぐに質問できます。
また、授業は上記のweb講義を視聴でき、教材は紙の物とデジタル教材の両方をもらえますので、通信と通学の差はほとんどないと思います。
まとめ
これら以外にも、CPA会計学院は公認会計士専門の予備校である、綺麗な自習室がある、女子専用自習ブースがあるなど環境が整いまくってます。
正直、本気で合格を目指すならCPA会計学院に入っておけば間違いないです。
CPA会計学院に入るなら、無料授業体験がついてくるので、まずは資料請求がおすすめです。
クレアール
受講料 | 45~60万 |
直近の合格者数 | 非公開 |
校舎の数 | 通信のみ |
クレアールのメリットは以下です。
受講料が安い
効率的カリキュラム
デジタル対応が充実している
いつでも回数無制限で電話で講師に質問できる
受講料が安い
クレアールのメリットは何といっても受講料の安さです。大手3校(CPA会計学院、大原、TAC)の受講料が、コースにもよりますがだいたい75~85万円ほどであるところ、クレアールは45~60万円ほど、短答式までのコースなら300,000円となっております。
「安いんなら、その分質も落ちるんじゃないの?」
このように思う方もいらっしゃると思いますが、それほど他の予備校と変わりません。私は全ての予備校のテキストを読んで比較したのですが、テキストも他と大して変わりません。また、以下に記載しているようなクレアールならではの強みもたくさんあります。
効率的カリキュラム
クレアールは非常識合格法という他の予備校とは異なる独自のカリキュラムをとっています。
その内容は、短答式の内から論文式の勉強も始める、よく出る範囲を重点的に勉強するというもので、短期合格を目指すもののようです。
公認会計士試験の特徴はとにかく範囲が広いことです。
ただ、その試験範囲の中にはほとんど試験では出題されない範囲もあります。
そのため、公認会計士試験の攻略法は試験に出る範囲を重点的に学習し、ほとんど出ない範囲はある程度捨てるという方法です。合格した人はこういった勉強法を取っており、実際、私もそういった勉強法で合格しました。
その点、クレアールの教材は最初から、試験によく出る範囲を重点的に、ほとんど出ない範囲はカットされた教材となっております。
そのためクレアールの教材を使えば自ずと公認会計士試験向けの勉強法となり、合格への最短ルートを進めると思います。
デジタル対応
クレアールは講義・教材共にPC・スマホ・タブレットすべての端末から閲覧・ダウンロード可能であり、完全にデジタル対応しています。
またそれだけでなく、クレアールは2025年合格目標コースからCROSS STUDYという独自の学習支援ツールをリリースしています。
これはオンラインで問題集が解けるシステムであり、自分だけの問題集のカスタマイズ、定期的な確認問題の配信などの機能が盛り込まれたオンライン学習ツールです。
「自分が苦手な範囲だけをまとめたオリジナル問題集をカスタマイズ」「配信される確認問題を解くことで知識の掘り起こし」など使い方は自由自在です。
これは範囲がとても広く、効率的に学習を進めることが重要な公認会計士試験にとてもマッチしたシステムであり、筆者としてはとてもおすすめできるシステムです。
フォロー体制
クレアールでは電話・メール・SNSで講師に質問可能で、電話は回数無制限です。
他の予備校では講師への質問は予約制であったり、1か月ごとの回数制限があったりするのですが、クレアールにそういったものはないのでとても質問しやすい環境だと思います。
まとめ
ここまで書いたように、クレアールはとても安いですが、とても魅力のある予備校です。
そのためコスパを重視する方にはクレアールがおすすめです。
クレアールのことをもっと知りたい方は資料請求するのが手っ取り早いです。クレアールへの資料請求は以下です。
大学生におすすめの公認会計士予備校④まとめ
この記事はいかがでしたでしょうか。この記事に書いたことをまとめると以下です。
結論
大学生におすすめの予備校はCPA会計学院。理由は①合格者数が圧倒的に多いから②講師への質問が最もしやすいから。
コスパ重視ならクレアールもあり。
CPA会計学院へのリンクは以下(無料授業体験がついてくるので、まずは資料請求がおすすめです)。
予備校については以下の記事で、もっと詳細に比較していますので、よかったら参考にしてください。
公認会計士試験用の予備校を検討している人向け。内容⇒CPA会計学院,TAC、大原、LEC、クレアールという5つの予備校をあらゆる面で比較しています。