公認会計士試験を目指すか悩んでいる人「公認会計士を目指すために予備校に入ろうと思う。TACと大原という予備校が有名みたいだけど、どっちがいいんだろう?2つの予備校の特徴も知りたい。」
この記事ではこういった疑問に答えます。
こんな人向けの記事です
TACと大原どっちに入るか悩んでいる人
他の予備校の情報も知りたい人
この記事の信頼性
この記事の筆者は、2年の勉強期間で公認会計士試験に合格しています。
目次
【公認会計士予備校】TACと大原どっちがいい?①TACと大原の比較表
TAC | 大原 | |
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直近の合格者数 | 345名 | 308名 |
費用 | 75万~85万 | 75万~85万 |
教材 | とてもわかりやすい | とてもわかりやすい |
校舎数 | 27校+提携校 | 全国に42校 |
校舎 | 普通 | ちょっと古い校舎もあり |
講師 | 全員が公認会計士試験合格者 | 合格者でない講師もいる |
質問体制 |
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上記がTACと大原の比較表です。以下で詳細な比較を行っていきます。
TACと大原は公認会計士予備校の2大予備校です。
この2つのどちらかに入っておけば間違いないです。
どちらも大差ない部分
まずはこの2校の特に差のない部分を紹介します。以下にまとめてみました。
スケールメリット
費用
教材
校舎数
スケールメリット
まず言っておきたいのは、この2校は公認会計士予備校界の2大予備校だということです。この2校は昔からの大手予備校で、この2つのどっちかに入っておけば、予備校選びに間違うということは無いです。現役の公認会計士もほぼこのどちらかの出身です。
そして、この大手だというのは、ただ「大手だから信頼できる」ということだけでなく、大きなメリットがあります。それがスケールメリットです。
スケールメリットとは
公認会計士試験は何点取れば絶対合格という絶対評価ではなく、上位何名が合格、という相対評価となっています。
ですので、「自分が今、受験生全体の中でどのくらいの位置にいるか」を知ることはとても大事なことになりますが、大手予備校なら受験生が大量にいるので、模試や答練などで予備校生の中の自分の順位を知ることができます。
大きくない予備校の場合、この順位の信頼性は高くないですが、大手の場合、この順位の信ぴょう性はかなり高くなります(TAC、大原には、それぞれ公認会計士試験受験生の3割ほどが在籍しています)。
常に自分の現在地を知れるメリットは大きいでしょう。
これがスケールメリットです。
TAC、大原なら、どちらに入ってもこのスケールメリットを享受することができます。常に「自分の現在地、どの科目・どの範囲は受験生全体の中でどのくらいの順位なのか」を知ることができるのは、とてつもなく大きいメリットだと思います。
費用
費用は、コースによりますが大差ありません。どちらも2年ほどの一般的なコースなら85万円ほどです。
教材
教材は、どちらもさすが大手だけあって、とても質の高い教材です。どちらも予備校内の教材だけでなく、市販の教材も出版しており、その教材に対する自信がうかがえます。
どちらもわかりやすい質の高い教材なので、どちらでも問題ないでしょう。
校舎数
これは少し差がありますが、どちらも全国に校舎を構えているという意味では変わりません。公認会計士講座に全国で対応しているというのは大手であるこの2校の魅力だと思います。
地方在住の方で通学コースを検討している方は、この2校なら近くに校舎があるかもしれません。
両校の公認会計士講座実施校は以下のURLのページに記載がありますので、気になる方はこちらでお調べください。
講師
講師については良好で差があります。以下で解説します。
TAC
TACの講師の方の一番の特徴は「全員が公認会計士試験合格者である」ということです。
「そんなの当たり前だろ」と思われるかもしれませんが、当たり前じゃないんです。公認会計士試験に合格した人で予備校の講師をやろうという方がそもそもとても少ないので、予備校には公認会計士試験に合格していない講師もいるのが通常です。
ただそんな中、TAC の講師は全員が公認会計士試験合格者なんです。試験に合格している講師の場合、会計に関する知識だけでなく、合格するための勉強法なども相談に乗ってくれると思います。これは大きいですよね。
ただここで重要なのが、TACは講師が校舎常駐じゃないんです。予備校に入った場合、校舎には授業を受けに行くためだけでなく、自習や講師に質問するためにも行くかと思いますが、そんな時に講師が予備校にいない場合もあります。
質問は1日3~6時間の質問コーナーでのみ受け付けています。校舎に行けば講師に常に質問できるわけではないんです。
大原
対する大原ですが、大原は校舎に講師が常駐しています。ですので、校舎に行けばいつでも講師に質問することができます。これは予備校に入学するなら大事なポイントですよね。
ただ、大原は講師が公認会計士試験合格者とは限りません。試験合格者ではない講師の方もいます。おおはらは公認会計士講座に対応している校舎が全国に40校以上あるので仕方ないかとは思いますが、試験に合格していない講師の場合、生徒としては信頼できないこともあるかもしれません。
カリキュラム
カリキュラムについてですが、まずTACは一般的なカリキュラムなのですが、大原については少し他と異なる特徴があります。
大原は、計算問題を重点的に鍛えるんです。
公認会計士試験の問題には2つに大別して、計算問題と理論問題があるのですが、大原は計算問題に重点を置いています。そのため大原の生徒は計算問題に強くなります。
ここで公認会計士試験の傾向を言うと、正直、理論問題は知識を覚えておければ正答できるので、あまり他の受験生と差は付かないんです。差がつくのは計算問題です。
そういう意味で言うと、大原のカリキュラムは間違っていないと思います。
【公認会計士予備校】TACと大原どっちがいい?②他の予備校
さて、ここまでTACと大原について書いてきましたがいかがでしょうか?ここまで読んでこんな風に思った方もいらっしゃると思います。
「TACと大原だけじゃなく、他の予備校はどうなの?」
公認会計士試験用の講座を行っている予備校はTAC、大原以外に、CPA会計学院、LEC、クレアールがあり、この5校がメジャーな予備校となっています。ですのでもちろんTAC、大原以外にも選択肢はあるんです。
特にCPA会計学院という予備校は近年急激に成長しており、いまやCPA会計学院を含めて、TAC、大原、CPA会計学院を公認会計士予備校のBIG3と呼ばれています。
そんな他の予備校も含めたうえで検討したいという方は是非以下の記事を参考にしてみてください。
公認会計士試験用の予備校を検討している人向け。内容⇒CPA会計学院,TAC、大原、LEC、クレアールという5つの予備校をあらゆる面で比較しています。
【公認会計士予備校】TACと大原どっちがいい?③結論
結論を書きます。
結論としては、予備校はTACか大原、どちらかに入っておけば間違いないということです。
この記事に書いたような細かい違いはありますが、この2校は長年、公認会計士予備校のBIG2として君臨してきた歴史があります。現役の会計士はほぼこの2校どちらかの出身です。
ですのでこの2校のどちらかにしておけば、予備校選びに間違ったということは絶対にありません。
以下に2校のHPのリンクを張っておきますので、まずは資料請求してみてください。この2校の実際の雰囲気がつかめると思います。