転職を検討している経理職の人「転職をしようと思うが、経理は転職しやすいと聞いた。それは本当だろうか?経理が転職しやすい理由が知りたい。」
この記事ではこういった疑問に答えます。
先に結論
経理はどの会社にもあるし、資格や経験で自分の能力を証明しやすいから転職しやすい。
転職サイトは、案件数が多い、会計系専門転職サイト「ヒュープロ」がおすすめ!
この記事を読んだら
経理が転職しやすい理由がわかります。
経理の転職しやすり転職の方法がわかります。
この記事の信頼性
この記事の筆者は、元・会計系専門の転職エージェントです。
目次
【経理職は転職しやすい!?】①転職しやすい理由
先に結論
経理は他の鞘腫に比べて間違いなく転職しやすい。
その理由は①経理がない会社はない②業務内容はどの会社でも同じ③資格で能力を伝えられる④実績を伝えやすい
経理が転職しやすいのは間違いない事実です。その理由は以下の4つです。
経理がない会社はない
経理が転職しやすい理由の1つ目は、経理がない会社はないということです。
経理は会社の会計処理、会計開示業務を担当する部署ですが、これらの会計業務は法律で会社に義務付けられていますから、すべての会社に発生する業務です。
全ての会社に経理があるので、経理は他の職種に比べて求人案件が多いです。
どの会社も業務内容は基本的に同じ
営業や事務職など経理以外の職種は、当然、会社ごとのルールがありますが、経理はどの会社でもルールは同じです。
もちろん会社ごとに業務の進め方はありますが、根本にある会計のルールは同じです。
ですので、経理は他の職種と比べて、転職先でこれまでの経験を活かしやすいんです。
資格で実力を証明できる
転職の際、自分の能力を紹介するのは難しいことですが、そういう時に資格は便利です。自分の持っている資格を伝えるだけで相手は簡単に自分の能力を把握することができます。
経理は、自分が簿記〇級を持っていると伝えるだけで、自分の会計知識のレベルを簡単に相手に伝えることができますよね。
自分の能力を相手に伝えやすいのも、経理が転職しやすい理由の一つです。
自分の業績を紹介しやすい
転職の際は、これまでの経験とこれまで経験してきた業務の実績を紹介することになると思いますが、営業や企画職の方はこの実績の紹介が難しいです。その業務についての共通の物差しがないから紹介される側がその実績を評価しずらいからです。
しかし、経理の場合は、どの会社でも行っている業務は基本的に同じなので「私は年次決算までできます」「私は上場会社で月次決算業務までを担当していました」と伝えれば、自分の経験してきた業務のレベル感を比較的簡単に相手に伝えることができます。
求職者がどれくらいの業務を経験してきたのかを把握できると、採用する側も採用しやすいです。
【経理職は転職しやすい!?】②転職しにくいパターン
先に結論
経理は転職しやすいが、そんな経理でも転職しにくいパターンはある。
そのパターンとは、非上場から上場企業に転職する場合、職歴が細かい、資格がないetc。」
経理は転職しやすいと書きましたが、経理でも転職しにくいパターンは存在します。それは以下です。
非上場→上場への転職
経理業務に求められる正確性は非上場企業と上場企業では大きく変わります。
上場企業には、有価証券報告書という書類で会社の決算を公告することが義務付けられているので、決算業務や日々の会計業務も正確であることが求められるからです。
ですので、非上場企業より上場企業の方が経理はよりレベルの高い経理業務を行うので、経理職の方は上場企業に勤めていた方のほうが転職市場で評価が高くなります。
そのため、非上場企業から上場企業に経理として転職する場合、転職しづらいです。
転職できたとしても、これまでの非上場企業での経験が評価されにくく、非上場企業の頃より職位が下がってしまうこともよくあります。
将来的に非上場から上場企業に転職したいと考えている方は、できるだけ若いうちに転職したほうが、転職しやすいのでお勧めです。
職歴が細かい
これは経理に限った話ではないですが、職歴が細かい(つまり、転職回数が多い)方は転職しにくいです。
理由は簡単。採用する側が「この人は、うちの会社に入ってもすぐに辞めちゃうんじゃないだろうか」と思うからです。
目安としては1社には最低3年在籍、転職回数は3回以内。これより在籍期間が短かったり、転職回数が多かったりすると、採用する側はこの人は職歴が細かいなと感じると思います。
ただ、今すでに職歴が細かい方はその職歴を変えることはできないので、次転職する時は生涯勤められる会社を探すという気持ちで転職先を探す、ということをお勧めいたします。
資格を持っていない
経理として、簿記資格を持っていないことは転職のしにくさにつながります。
「資格がなくても経理としての経験が豊富なら、資格なんて関係ない」と考える方もいますが、採用する側としては、特に役職に就く人を採用しようとする際は、やはり簿記資格は持っていてほしいと考えています。
目安としては、経理担当者レベルの方は最低でも日商簿記3級、役職付きの方や経理責任者の方は最低でも日商簿記2級は持っていたほうが、転職しやすくなります。
【経理職は転職しやすい!?】③転職を成功しやすくする方法
先に結論
経理は転職しやすいが、さらに転職しやすくする方法を紹介。
上記した転職しにくいパターンの対応方法を紹介しています。
経理は転職しやすい職種ですが、さらに転職しやすくする方法を解説します。
資格を取る
これは当然ですが、経理は簿記資格があったほうが転職しやすいです。
目安としては、経理担当者レベルの方は最低でも日商簿記3級、役職付きの方や経理責任者の方は最低でも日商簿記2級は持っていてほしいと採用する側は考えていることが多いです。
なお、簿記資格には日商以外にも全商や全経簿記などもありますが、一番メジャーなのは日商簿記です。
日商以外の簿記資格ですと、採用する側が「これってどのくらいのレベルなの?」とわかりにくくなりますし、日商簿記が世の中の簿記のスタンダードですので、今から取るなら日商簿記を取りましょう。
3年は勤めてから転職する
上で、転職回数の多い方、職歴の細かい方は転職しにくいと書きましたが、その目安は以下です。
・一社の在籍期間が3年未満
・転職回数3回以上
上記の条件に当てはまる方は、採用する側から、職歴が細かいとみなされると思ってください。
ですので、転職を検討している方は、現職は最低でも3年は務めてから転職するのが賢明です。そのほうが採用される可能性は高くなります。
同じ業種に転職する
経理は基本的にどの会社でも業務内容は同じですが、会計処理の内容は、業種によって特徴があります。
たとえば、製造業は原価計算があったり、金融業界は業界特有の引当金があったり、様々です。
ですので、採用する側は前職が同じ業種の方だと採用しやすいです。
難しそうなら上場企業への転職は諦める
上に、非上場から上場企業に転職するのは難しいと書きました。
どうしても非上場から上場企業に転職したいのであれば、できるだけ年齢が若いほうが採用される可能性は高いですが、やはり非上場企業での経験は評価されないことが多いです。
ですので、どうしても上場企業で働きたいという願望がある場合は別ですが、そうでない場合は、上場企業ではなく非上場企業に転職したほうがうまくいくと思います。
非上場から非上場への転職ならこれまでの経験も評価されるので、役職敵の転職案件でも採用される可能性はあります。
【経理職は転職しやすい!?】④自分が転職できるかどうか調べる方法
先に結論
転職エージェントに相談すれば、転職のプロが自分はどういった案件に転職可能なのか教えてくれる。
転職しなくてもいいので、早めに一度転職エージェントに登録して、自分のキャリアの計画を立てるべき!
知る方法
ここまで、経理の転職しやすさについて解説してきましたが、いかがでしょうか?
転職については、人それぞれ異なる条件があるので、「自分はまだ20代だが学歴に自信がない。転職は難しいのではないか」「私の年齢でも転職可能な企業はどういう企業だろうか」というような色々な意見があるかと思います。
その様な個々の条件の中で、自分がどういった職に転職可能なのか、年収いくらぐらいの職業に転職可能なのかということを知りたいのであれば、一度転職エージェントに相談するのが良いと思います。
転職エージェントとは
人材紹介会社のことです。普通は求人サイトなどで募集案件に応募して、その企業の面接を受けるという流れになりますが、エージェントを使うと、まずエージェントに登録をして、エージェントに仕事を紹介してもらい、面接までのアプローチもエージェントに行ってもらい、面接を受けるという流れになります。
転職エージェントを使うと、転職のプロであるエージェントから見て、自分が転職可能な案件を教えてくれます。
例えば、「私はこの案件に応募したいです!」と伝えた時、エージェントから見て採用される可能性があるなら「承知いたしました。先方に紹介いたします。」となります。
逆にエージェントが、「どうがんばってもこの企業にこの人が採用される可能性が無い」と判断した場合は、正直に「この案件は正直厳しいです。」と教えてくれます。
また、自分が応募したい案件だけでなく「こんな案件はどうですか?」「こういう案件のほうがあなたの希望に合っているかもしれません」と、提案もしてくれます。
このように、転職エージェントに登録すると、転職のプロであるエージェントがあなたの年齢・経歴・学歴などを見て、どういう案件なら転職可能か教えてくれるんです。
自分のキャリアを計画するために、転職しなくていいので、転職エージェントに登録するべき
これは心の底からおすすめするのですが、転職はしないで良いので、とりあえず早い段階で転職エージェントには登録しておいたほうが良いです!
できるだけ早めに転職エージェントに登録して、一度でいいのでエージェントの話を聞いてみてください。かなり具体的にキャリアが見えてくると思います。
「なんとなく給料の良いところに行けると思ってたけど、このままじゃ難しいかも」
「自分の行きたい企業に転職するためには、もっとこういう経験を積んでおいたほうが良さそう。」
「自分の行きたい方向が決まってなかったけど、エージェントの話を聞いたら決まった。」
エージェントの話を聞くと、ほとんどの方がこのような感想を持ちます。
自分の行きたい方向が決まることで、明日からの行動が変わってきます。転職のための経験を積むために、監査法人内で異動する、TOEICの勉強を始めるなどの行動をとることができます。
エージェントに行かないで転職要件を把握できていないと、いざ転職の時に自分の行きたい企業には転職は難しい、という状況になっていることが全然あり得ます。
ですので、実際に転職する必要はないので、公認会計士の方はキャリアの早い段階で、一度転職エージェントの話を聞いておくことを強くお勧めします!
経理職におすすめの転職エージェント
先に結論
おすすめの転職エージェントはヒュープロ。理由は①会計専門の転職サイトだから②案件数が最も多いから。
ここからは経理におすすめの転職エージェントをおすすめ順に紹介していきます。
おすすめ度1位「ヒュープロ」
おすすめ度1位は「ヒュープロ」です!ヒュープロは会計系・仕業専門のエージェントです。
ヒュープロの魅力は何といってもその募集案件の多さです!
私は転職エージェントの最も大切な条件は案件数だと思っています。どんなに良いエージェントでも、案件が少なく自分に合った案件がないのでは意味がないからです。
その点、ヒュープロはなんと常に9,000件前後の案件があります!
以下はヒュープロの案件検索結果画面。私が検索した時は全部で9,361件の案件がありました。
豊富に案件を持っていますので、ヒュープロに登録すれば自分の希望条件に合った案件が必ず見つかると思います。
ヒュープロのリンクは以下です。
おすすめ度2位「MS-Japan」
おすすめ度2位は「MS-JAPAN」です!MS-JAPANは管理部門・仕業専門のエージェントです。
MS-JAPANも案件が多く、常に8,000件前後と、ヒュープロに匹敵するほどの案件を常に持っています。
HPにて公開している案件だけでも大量にありますが、エージェントは公開していない案件も大量に持っていますので、しっかり案件比較検討するためには一度登録することをお勧めします。
おすすめ度3位「ジャスネット」
ジャスネットは会計・経理・税務・財務分野専門のエージェントです!会計系専門のエージェントですので、当然企業経理、監査法人、コンサルなどの会計系人材を求める案件がとりそろってます。
ジャスネットの魅力は何といってもその専門性です。会計業界は専門性が高いので、普通のエージェントだとなかなか話が伝わらないことがあります。こちらがこれまでの経験や経理の細かい業務内容の話をしても、少し会話が噛み合わなかったりするんです。
でも、ジャスネットならそんなことにはなりません。ジャスネットは会計系専門のエージェントなので、ジャスネットの社員さんも会計にとても詳しいんです。私もジャスネットさんの社員さんを何人か知っているのですが、もともと経理や会計事務所で勤務していたという方が多く、会計について皆さんとても理解されてました。
ですので、ジャスネットに登録すれば、仕事のレベルも自分に合っている希望通りの案件を紹介してもらえるはずです。
【経理職は転職しやすい!?】まとめ
この記事はいかがでしたでしょうか。この記事に書いたことをまとめると以下です。
結論
経理はどの会社にもあるし、資格や経験で自分の能力を証明しやすいから転職しやすい。
転職サイトは、案件数が多い、会計系専門転職サイト「ヒュープロ」がおすすめ!
経理職への転職にお勧めの転職サイトについては以下で詳細に解説していますので、よかったら参考にしてください。
転職を検討している経理の方、経理向けの転職サイトの比較をしたい方の方向け。内容⇒経理向けの転職サイトの特徴、おすすめの経理向け転職サイト、転職サイト利用の流れetc。この記事を読めば、おすすめの経理向け転職サイト、転職サイト利用の流れがわかります。