公認会計士の勉強法を知りたい人「公認会計士を目指して勉強をしているけど、合格した人はどうやって勉強したんだろう?効率的な勉強法を知りたい」
この記事ではこんな疑問をお持ちの方のために、
やってはいけない勉強法と、効率的な勉強法を紹介します。
こんな人向けの記事です
公認会計士になるための効率のいい勉強法を知りたい人
公認会計士試験用の教材を知りたい人
この記事の信頼性
この記事の筆者は、独学で2年で公認会計士試験に合格しています。
目次
やってはいけない公認会計士勉強法①テキストをノートにまとめる
やってはいけない勉強法のまず一つ目は、テキストをノートにまとめることです。
これは、みなさんやりがちなんですが、やらない方がいいです。
なぜなら、とても時間がかかるからです。
私は企業法という科目のテキストの内容を全てノートにまとめたのですが、
それだけで2か月かかってしまいました。
しかも2か月もかかったので終わったころには最小の方は忘れてました。
最悪です。
ノートにまとめるとしても、どうしてもわかりにくい部分だけにしましょう。
効率的な勉強法①テキストに書き込む
ではどうすればいいのか、私のおすすめはテキストに直接書き込むことです。
予備校のテキストは複雑なところはわかりやすい表などでまとめてくれてるので、
あえて自分でノートにまとめ直す必要がありません。
ですので、基本的にはテキストを読むことで覚えていき、
覚えにくい部分や足りない部分などをテキストに直接書き足していきましょう。
「自分は独学だから予備校のテキストは入手できない。じゃあこの勉強法はできないじゃん。」
今、もしかしたらこう思った方もいるかと思いますが、
大丈夫です。CPA会計学院という予備校のテキストは独学の人も買えます。
そのあたりは以下の記事にまとめてありますので、よかったら参考にしてください。
やってはいけない公認会計士勉強法②苦手なところを集中的に勉強する
2つ目のやってはいけない勉強法は、「苦手なところを集中的に勉強する」です。
理由を解説します。
公認会計士試験はとにかく範囲が広いです。
ですので、苦手なところや難しい範囲だからと言って一つの範囲に集中して勉強すると、
他の範囲でせっかく勉強した知識を忘れていってしまいます。
私も財務会計論の連結会計が苦手だったので、2週間連結会計だけを集中して勉強したところ、
得意だからと放っておいた監査論の知識が見事に抜けていた、ということがありました。
これは、一度覚えたところをもう一度やり直すことになるので、
何よりも効率が悪いです。
効率的な勉強法② 全科目をバランスよく進める
ではどうすればいいのか。
全科目をバランスよく進めましょう。
公認会計士試験には先に述べた連結会計などとても複雑で時間がかかる論点もあります。
そういうところは集中的にやりたくなってしまうと思うんですが、グッと我慢してください。
「具体的にはどうやって勉強を進めたらいいの?」
以下のやり方がおすすめです。
①曜日ごとに勉強する科目を決める
月曜日は財務会計論の理論、火曜日は監査論などと曜日ごとに勉強する科目を決めてスケジュールを組みます。
こうすれば1週間ごとに全ての科目をバランスよく進められます。
②答練や模試をやる
これは次で紹介する勉強法につながる話なんですが、
答練や模試は本番形式の問題なので、全ての範囲の問題がバランスよく入っています。
ですので、答練や模試をやるだけで自動的にバランスよく勉強できます。
やってはいけない公認会計士勉強法③勉強が進んでから答練・模試をやる
最後のやってはいけない勉強法は「勉強が進んでから答練・模試をやる」ということです。
答練や模擬試験は本番形式の問題なので、
普通はある程度勉強が進んで、「ある程度点が取れそうだな」と思ってからやると思うんですが、
答練や模試は勉強を始めたばかりのかなり序盤からやっちゃうべきです。
理由は、答練や模試を早くからやることのメリットがあまりに多いからです。
そのメリットは以下に書きます。
効率的な勉強法③序盤から答練・模試をやる
上で述べたように、私は勉強を始めたばかりのかなり序盤から答練や模試をやるということをおすすめします。
「そんなことしたって絶対いい点とれないじゃん」
その通りです。
私は公認会計士試験の勉強を始めて2か月ほどで模試をやってみたのですが、
最初は全科目0点でした。
でも、わからなかったところをテキストで調べてもう一度やる、
ということを繰り返したら、3回目は全ての科目40~60点取れました。
同じ問題をやっているので当たり前かもしれませんが、
でも私は公認会計士の勉強を始めて3か月で本番形式の問題で40~60点取れたのです。
これは間違いなく合格までの最短距離です。
さらに、具体的には以下の3つのメリットがあります。
①本番の問題形式を知れる
公認会計士試験は問題の形式が毎年同じです。
たとえば企業法と監査論の短答式試験は、「理論の正誤問題が20問出る」という形で、
この形式はもう10年以上変わっていません。
本番の問題形式を知ると、本番で点を取れる勉強法をすると思うので、
早くから問題形式を把握しておくことは大きなアドバンテージになります。
②広い範囲をバランスよく勉強できる。
これは先述したことでもあるのですが、
公認会計士試験はとても範囲が広いので、
一つのところに集中せず全体をバランスよく勉強していくことがとても重要です。
答練や模試は全ての範囲の問題がバランスよく収録されているので、
答練や模試をやると自ずと広い範囲をバランスよく勉強できます。
③自動的に試験によく出るところを重点的に勉強できる
公認会計士試験には、よく出る範囲と試験範囲ではあるけど全然出題されない範囲があります。
たとえば財務会計論のリース会計は毎年のように出題されるのですが、
本店支店会計はこの10回に1回ぐらいしか出題されていません。
答練や模試は、もちろん本番でよく出るところを多く収録し、
あまり出ない問題は載せていませんので、
自動的に大事なところに重点を当てて勉強できます。
まとめ(推奨する勉強法・教材)
ここまでをまとめると、私のおすすめする勉強法は以下のようになります。
1, テキストは読んだり書き込むだけ。ノートにはまとめない。
2, 早くから模試・答練をやって、わからないところをテキストで調べる。
3, テキストでインプット、模試・答練でアウトプットを繰り返す。
私は実際にこの勉強法で独学で働きながら2年で合格しました。
私の弁巨砲に少しでも共感してくださった方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、私の実際に使った教材は全て以下にまとめています。
独学用教材まとめ
また、科目ごとのもっと詳しい勉強法は以下の記事です。