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大学生が独学で公認会計士試験に合格する方法【独学合格者が解説】

この記事ではかねてから公認会計士試験に独学で合格した筆者が、実際に使った教材・勉強法等を公開してきました。  

 

しかし、2022年から独学で合格することは限りなく不可能に近い状態になってしまいました。理由は教材が予備校に入らないと買えなくなったからです。詳細は以下の記事で解説しています。

独学合格者の公認会計士テキスト完全まとめ【全て公開してます】

公認会計士試験の独学用テキストを探している方向け。内容⇒独学合格者の使った教材全て公開、全ての教材の解説、科目ごとの勉強法

 

そのため、筆者は現在は独学はおすすめしていませんが、この記事は参考用として残しております。

 

 

公認会計士試験に独学で挑もうと思っている大学生「公認会計士を独学で目指そうと思うが、公認会計士試験は独学で受かれるものなのだろうか?また、独学用の教材や予備校のことも知りたい

 

この記事ではこういった疑問に答えます。

 

こんな人向けの記事です

公認会計士を独学で目指そうと思っている大学生

公認会計士を独学で目指すか予備校に入るか迷っている大学生

この記事の信頼性

この記事の筆者は、働きながら独学で2年の勉強期間で公認会計士試験に合格しています。

大学生が独学で公認会計士になる①独学か予備校か

独学で公認会計士を目指すことは可能か

まずはそもそも、独学で公認会計士を目指すことは可能かということについて書きます。

 

結論から言うと「可能」です。実際、私が独学で公認会計士試験に合格したので、はっきり言えます。独学で公認会計士になることは可能です。

 

ただ、一昔前までは独学で公認会計士試験に合格することはほぼ不可能でしたので、無理だという人も多いと思います。昔、公認会計士試験に独学で合格するのが困難だった理由は、教材が手に入らなかったからです。

 

世の中には公認会計士試験用の予備校がたくさんあるのですが、昔は、教材はそういった予備校でしか手に入らず、市販の物はほとんど無いか、あっても予備校の物と比べると、とても質が低かったのです。

 

ただ、今はこの下でも解説しているのですが、CPA会計学院という予備校が教材を外部に販売しているので、教材は独学でも手に入れいることができます。ちなみにCPA会計学院は、合格者数No.1の公認会計士専門予備校ですので、教材の質は心配ありません。とても良い教材です。

 

ですので、公認会計士試験に独学で合格するのは、一昔前までは、ほぼ不可能だったのですが、今は教材が手に入るので、可能です。

 

ちなみに、独学用の教材については、下の方でもまとめているのですが、以下の記事にまとめてますので、よかったら参考にしてみてください。

独学合格者の公認会計士テキスト完全まとめ【全て公開してます】

公認会計士試験の独学用テキストを探している方向け。内容⇒独学合格者の使った教材全て公開、全ての教材の解説、科目ごとの勉強法

独学と予備校、どっちが良いか

では実際、独学と予備校、どっちが良いのでしょうか。

 

それは、人によると思います。

 

私は独学と予備校の一番の違いは、カリキュラムがあるかないかだと思っています。予備校に入れば勉強のカリキュラムが決まっており、それに従って進めていけば、自ずと力がついてきます。決められたカリキュラムに沿って勉強しているだけで、公認会計士になれるかもしれないのですから、これは予備校のセールスポイントの一つだと思います。

 

ただ、「勉強は自分のペースで進めたい」「決められたカリキュラムは嫌だ。自分のやり方で勉強を進めたい」というような人にとっては、このようなカリキュラムはむしろ邪魔だと思います。

 

ですので私は独学か予備校かは、以下のようなその人のタイプによって決めればいいと思います。

①予備校向きの人

・「自分で勉強計画などを立てるのは苦手。勉強仲間を作って一緒に同じスケジュールで勉強を進めていきたい」という人

・大学受験も予備校に入り、それが自分に合っていた人

②独学向きの人

・「勉強は自分のやり方があるので、自分のやり方で進めたい」という人

・「勉強は自分のペースで進めたい。スケジュールを立てるなど自己管理が得意」という人

・大学受験も独学だった人

 

ちなみに、ここまで読んで「やっぱり予備校に入ろう」と思った方、以下の記事で予備校について比較しているのでよかったら参考にしてください。

公認会計士予備校を徹底比較【完全まとめ】

公認会計士試験用の予備校を検討している人向け。内容⇒CPA会計学院,TAC、大原、LEC、クレアールという5つの予備校をあらゆる面で比較しています。

大学生が独学で公認会計士になる②難易度

次は、そもそもの公認会計士試験の難易度を解説します。

合格率

公認会計士は司法試験、税理士試験と並んで三大国家試験と呼ばれています。

ただ実際、司法試験ほどは難しくなく、司法試験が日本で最も難しい資格試験であり、その下に公認会計士試験と税理士試験がある、というイメージです。

 

では実際、公認会計士試験の合格率はどのようになっているのでしょうか?

下が過去5年の合格者数と合格率のデータです。

  合格者数 合格率
2015 1,051人 10.3%
2016 1,108人 10.8%
2017 1,231人 11.2%
2018 1,305人 11.1%
2019 1,337人 10.7%

公認会計士・監査審査会HPより

 

合格率は毎年10~11%ほどです。

10人に1人合格するといえば意外と簡単そうですが、そもそもの受験者が難関大学出身者・在籍者がほとんどで、その10%ほどしか合格しないと考えると、、やはり難関資格であることは間違いないと思います。

 

ただ、気になるのは、近年合格者数が増えていることです。

これには経緯があります。

 

公認会計士試験の合格者数は、国の「公認会計士を増やしたい」という意向により、2006~2008年ごろ、それまでは毎年1300人ほどだったのを、3000~4000人と一気に増えました。

 

しかし、一気に増やしすぎたことで、その後公認会計士試験に合格したのに就職できないという状況、公認会計士試験合格者の就職難の時代に入りました。

 

それを解消するために国は、2010~2012年頃に、合格率を6~8%ほどに一気に下げました。

そうすると今度は、社会が公認会計士不足となりました。(バカみたいな話ですよね)

 

このことから国はまた2017年頃から合格者を、今度は一気にではなく徐々に増やしています。

その理由は、現在、日本は公認会計士がとても不足しているからです。

 

そのことから、合格者数は今後も1500人ほどまで増やしていくと言われています。

ですので、今、公認会計士試験はかなり狙い目な資格と言えます。

合格者のデータ(年齢、職業)

ここでは合格者のさらに詳細なデータを紹介します。

 

年齢別合格者数

公認会計士・監査審査会HPより

職業別合格者数

公認会計士・監査審査会HPより

これらの資料を見ると、合格者の50%強が20~25歳であり、また合格者の50%強が学生であることがわかります。

また、この時の試験の合格者の平均年齢は25.2歳です。

 

このデータからわかるように、近年は合格者のほとんどが20代前半の大学生や大学院生、また大学を卒業して1~2年ほど勉強に専念した人です。

 

近年、公認会計士試験合格者の年齢は若年化の傾向にあります。

昔は合格まで5年や10年かかる人も多く、合格者の平均年齢は27~29歳ほどだったのですが、近年は、合格者の平均年齢が年々下がっています。

 

これは公認会計士予備校の充実等による影響であり、今は2~3年ほどの勉強で大学在学中もしくは卒業して1~2年で合格というパターンの人が合格者の大部分を占めています。

 

ですので、「大学生で公認会計士試験って合格できるものなの?」と悩んでいる方もいらっしゃるかと思いますが、むしろ大学生は公認会計士試験合格者の多数派です。

合格者のデータ(出身大学)

次は合格者の出身大学を紹介します。

 

2019年試験の主な大学の合格者数

  合格者数
慶応義塾大学 183人
早稲田大学 105人
明治大学 81人
中央大学 71人
東京大学 40人
京都大学 38人
立命館大学 38人
神戸大学 36人
一橋大学 34人
法政大学 34人

公認会計士三田会HPより

まあ、今も昔も公認会計士は慶應・早稲田出身者が圧倒的に多いです。

東大・京大はそれほど多くないですが、それは東大・京大の学生は、司法試験を受けたり、官僚になったり、公認会計士よりさらに難易度の高い方に行くからだと思います。

 

そこから考えても、公認会計士は東大生や京大生レベルでないと合格できないというようなレベルの試験ではなく、

早慶やMARCHレベルの大学に入れた方なら十分に狙える資格だと思います。

 

もちろん、私の周りの合格者には日東駒専レベルの大学出身者もいますし、中卒の方もいます。(私も大学中退です。)

試験が天才的なひらめきが必要なものなどではなく、知識を記憶できれば合格できる試験ですので、

出身大学など関係なく、どなたでも努力すれば合格できる試験だと思います。

合格までの勉強時間(大学受験との比較)

公認会計士試験合格までに必要な勉強時間は3000~5000時間と言われています。

2~3年ほどで合格する方が多いので、この数字は妥当だと思います。

 

この試験は、知識が何もない状態から勉強を始めるので、高校の授業である程度の知識がついた状態から始める大学受験との比較は難しいですが、

私の感覚で言いますと(私は国立大学の理系学部出身です。)、

公認会計士試験の方が大学受験より難しかったです。

 

その理由は単純に、勉強量です。

公認会計士試験はとにかく試験範囲が広いです。

私は国立大学を受験したのでセンター試験も入れて7科目受験したので、大学受験も範囲が広かったのですが、

それでも公認会計士試験の方が覚えないといけない量は多かった印象です。

大学生が独学で公認会計士になる③教材

ここからは、公認会計士試験の独学用の教材を紹介していきます。

 

まず言っておきたいのが、公認会計士試験用の市販の教材は少ないということです。公認会計士試験は2次試験まであるのですが、1次試験は市販でも良い教材はまだあります。でも2次試験となると市販の教材はほとんどないです。

 

じゃあどうするのか。

 

上でも書きましたが、CPA会計学院という予備校が教材を外部に販売しています。独学の人はこれを使っていきます。というか、上記のとおり公認会計士試験用の教材は市販の物は少ないので、正直、この予備校の教材を使う以外に選択肢はありません。

 

「じゃあ、その予備校の教材は大丈夫なの?」

と、思うかと思いますが、大丈夫です。CPA会計学院は合格者数No.1の予備校で、教材もとてもわかりやすいです。ここの教材を使っておけば、合格を目指すにあたって何の問題もありません。

 

以下の記事に、私が独学合格した際に実際に使った市販の教材・CPA会計学院の教材をまとめていますので、詳しくはこちらをご参照ください。

独学合格者の公認会計士テキスト完全まとめ【全て公開してます】

公認会計士試験の独学用テキストを探している方向け。内容⇒独学合格者の使った教材全て公開、全ての教材の解説、科目ごとの勉強法

大学生が独学で公認会計士になる④まとめ

この記事では大学生が独学で公認会計士試験に合格できるかということを書きましたが、いかがでしたでしょうか。

 

この記事に書いたことをまとめると以下のようになります。

・独学で公認会計士試験に合格することは可能

・「自分のやり方で勉強を進めたい」という人は独学向き。

・教材はCPA会計学院の物を使う。詳細はリンク先記事にまとめた。

 

独学で公認会計士試験に挑むことはとても不安があると思いますし、勇気のいることです。でも、私が独学で勉強を続けましたが、今思うと、勉強の進捗などを自分で管理することで、自己管理能力がついたと思います。独学にはそういったメリットもたくさんありますので、勇気をもって挑んでみてください!

 

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