転職しよか悩んでいる弁護士「転職しようか悩んでいるけど、自分はもう若くない。実際、弁護士の転職は何歳までにしたほうが良いんだろう?」
この記事ではこういった疑問に答えます。
先に結論
弁護士の転職は他の職業に比べて年齢の影響は少ない。
ただ、大手法律事務所や他職種に転職する際は、年齢が関係してくる。
おすすめの転職エージェントは弁護士ドットコムキャリア
弁護士ドットコムキャリアへのリンクは以下
この記事を読んだら
弁護士が何歳までなら転職できるかわかります。
大法律事務所や他職種に転職する際は、何歳までに転職したほうが良いかわかります。
この記事の信頼性
この記事の筆者は、元・仕業専門の転職エージェントです。
目次
【弁護士の転職と年齢】①年齢はあまり影響しない
先に結論
弁護士は転職する際に他の職業と比べて年齢の影響は少ない。
専門性を身に着けていれば40代以上でも転職可能。
早速、結論から書きますが、弁護士の方の転職は他の職業と比べて年齢の影響は少ないです。
その理由は以下です。
①そもそも司法試験合格までに年齢を重ねていることが多い。
司法試験合格者の平均年齢は28.9歳(2019年合格者データ)であり、そこから1年間司法修習を受けるので、弁護士になった時点で平均で30歳です。
ですので、大学新卒で22歳から働き始める他の職業と比べて、当然、年齢の影響は少ないです。
具体的に言うと、他の職業では通常転職は35歳を超えると厳しくなります。
しかし弁護士なら、30代なら全然転職できますし、50代でも専門性を身につけておけば転職できます。
②弁護士の業務内容は専門性が高く、身に着けるのに時間がかかる。
弁護士の業務には以下のような様々な専門分野が存在します。
企業法務
倒産
債務整理
相続
刑事事件
これらの分野ごとの専門知識を身に着けるのには多くの時間がかかります。
そのため、求人する側の事務所・法人からすると、各分野に強みを持った弁護士を探そうとする際、年齢に制限を設けるとなかなか求める人材を見つけることはできません。
ですので、しっかり専門性を身に着けた弁護士なら、年齢は重ねていても、そういった人材を求める法人・事務所はいくらでもあります。
【弁護士の転職と年齢】②年齢がネックになる転職先
先に結論
大手法律事務所に転職できるのは20代まで。
他の職種に転職するときは35歳までに転職したほうが良い。
弁護士の転職には年齢はあまり影響しないと書きましたが、年齢がネックになる転職先も当然あります。
ここではそんな年齢がネックになる弁護士の転職先を紹介します。
大手法律事務所(四大法律事務所)
年齢がネックになる弁護士の転職先としてまず紹介したいのは大手法律事務所です。
ここで言う大手法律事務所とは以下に挙げる、いわゆる四大法律事務所を指します。
●西村あさひ法律事務所
●アンダーソン・毛利・友常法律事務所
●長島・大野・常松法律事務所
●森・濱田松本法律事務所
法律事務所は既述の通り、専門性をしっかり身に着けている弁護士の方であれば、40代以上の方でも転職可能ですが、さすがにこれらの大手法律事務所は別です。
そもそもこれらの大手法律事務所は司法試験合格者の採用でも入社するのがとても困難であり、中途採用となるととても狭き門です。
大手法律事務所に転職できるのは20代までと考えるべきです。
他職種への転職
こちらは当たり前ですが、弁護士から他の職種に転職する際は、当然、年齢制限はあります。
そもそも弁護士資格を持っているのにも関わらず他の職種に転職するという方はほとんどいらっしゃらないと思いますが、弁護士以外の一般的な職業では、転職は35歳を過ぎると一気に難易度が上がってきます。
それは求人の条件を35歳までとしている求人が非常に多いからです。
もし、弁護士資格を持った上で他の職種にチャレンジしようと考えている方は、35歳までに転職することをお勧めします。
【弁護士の転職と年齢】③高齢の転職の注意点
先に結論
高齢(40代以上)で転職する場合、①求められるレベルが高い②社会経験が少ない場合転職が難しくなるという注意点がある。
弁護士の転職は他の職業と比べて年齢の影響は少なく、40代以上でも転職できると書きましたが、どんな方でも40台を超えても転職できるというわけでは当然ありません。
ここでは40代以上で転職する際の注意点を紹介します。
求められるレベルが高い
年齢・キャリアを重ねた方が転職する際は、当然転職先から求められるレベルは、若手弁護士よりは高くなります。
その求められるレベルをクリアするために必要なのは、ずばり専門性です!
弁護士資格を持っているだけではやっていけないといわれる昨今の弁護士業界で、広く浅い業務知識を持った弁護士はあまり評価されません。
それより重宝されるのは、特定の分野に強い専門性の高い弁護士です。
転職先が扱う専門分野に強ければ評価されやすく、年齢が高くても採用される可能性はかなり高くなります。
将来の転職を検討している弁護士の方は、早い段階で自分の進むべき方向を決断して、狭く深い専門知識をつけたほうが、より良いキャリアになるはずです。
社会人経験が少ない場合は評価が低くなる
これは当たり前といえば当たり前ですが、高齢なのに社会人経験が少ない方の場合は、転職先からの評価は低くなりがちです。
理由は簡単で、採用するのが怖いからです。
考えてみてください。いくら弁護士資格を持っているとはいっても、40代以上で社会経験が少ない方を雇用するのはリスクがありますよね?
どんなに高いレベルの専門知識を持っていたとしても、社会で働いていく適性がない方かもしれない、と転職先は考えてしまいます。
司法試験の難易度から、高齢で転職することも弁護士の場合よくありますが、社会経験が少ない場合はやはり転職は難しくなってしまいます。
弁護士にお勧めの転職エージェント
先に結論
おすすめの転職エージェントは「弁護士ドットコムキャリア」。理由は①求人案件が最も多いから②弁護士の転職を理解しているから。
ここでは転職エージェントをおすすめ順で紹介します。おすすめ順は、求人案件数、営業の質を基準として選んでおります。
おすすめ度1位「弁護士ドットコムキャリア」
弁護士ドットコムキャリアは弁護士ドットコムが運営する弁護士・事業会社の法務部専門の転職エージェントです。
弁護士ドットコムキャリアの強みは何といっても、弁護士ドットコムのネットワークから得た案件数です。
転職エージェントを利用する際の最も重要なポイントは、自分の希望に合った案件が見つかるか否かです。案件数が多いということは全体のパイが多いのでそれだけ希望に合った案件が見つかりやすいです。案件数の多さは転職エージェントを選ぶ際の最も大事なポイントだと思います。
また弁護士ドットコムキャリアは法律事務所・企業内弁護士に特化したエージェントですので、転職コンサルタントの方が弁護士の転職に精通しています。
一般的な総合転職エージェントに行くと、コンサルタントの方は弁護士の業務について特に知識は持っていません。ですので、弁護士向けの案件は紹介してくれますが、さらに突っ込んだ「こういう業務内容の職に就きたい」という話をしても話は通じません。
ですが、弁護士ドットコムキャリアなら弁護士向け案件を専門に扱っていますので、コンサルタントが弁護士の業務内容も理解しています。ですので「こういう業務内容の職に就きたい」「これまでこういう案件を専門に扱ってきた。その強みを生かしたい」というような相談をすることも可能です。
①案件数が多い②コンサルタントが弁護士の転職を理科しているという強み持った弁護士ドットコムキャリアは、弁護士の方に最もおすすめの転職エージェントです。
弁護士ドットコムキャリアへのリンクは以下です。
おすすめ度2位「リーガルジョブボード」
リーガルジョブボードは弁護士・司法書士・弁理士などの法律系の仕業に特化した転職サイトです。
リーガルジョブボードは、企業に直接応募するか、求人紹介・面接対策等のエージェントサービスを受けるかを選べるのがポイントです。
この直接応募かエージェントを使うかを選べるというのは、転職業界全体で見ても珍しいサービスです。転職活動にサポートは不要という方は企業に直接応募したほうが効率よく転職活動できると思いますので、直接応募で応募していけばスピーディーに転職活動が進められると思います。
また求人案件としては法律事務所や修習生向け案件が多めです。
リーガルジョブボードのリンクは以下です。
おすすめ度3位「MS-Japan」
MS-Japanは管理系専門の転職エージェントです。
管理系ですので扱っている求人案件は、事業会社の法務・経理・人事などですので、企業内弁護士案件をお探しの方にお勧めの案件です。
その求人案件数は全体で約5,000件ととても多く、またほとんどの案件がサイトで公開されているので、一度サイトで案件検索をしてみると自分の希望に合った案件が見つかるかもしれません。
MS-Japanへのリンクは以下です。
弁護士・公認会計士・税理士の求人・転職なら【MS-Japan】
【弁護士の転職と年齢】まとめ
この記事はいかがでしたでしょうか。この記事に書いたことをまとめると以下です。
結論
弁護士の転職は他の職業に比べて年齢の影響は少ない。
ただ、大手法律事務所や他職種に転職する際は、年齢が関係してくる。
おすすめの転職エージェントは弁護士ドットコムキャリア
弁護士ドットコムキャリアへのリンクは以下
また、弁護士向けの転職エージェントは以下の記事で詳しく比較していますので、よかったら参考にしてください。
転職を検討している弁護士の方、弁護士向けの転職エージェントを比較したい方向け。内容⇒転職エージェントとは何か?弁護士向け転職エージェントの比較、転職エージェント利用の流れ、転職エージェント利用のメリット・デメリットetc。この記事を読めば弁護士向けの転職エージェントの比較ができます。