公認会計士とは PR

公認会計士の資格難易度【ランキング形式で紹介!】

公認会計士試験を目指すか悩んでいる人「公認会計士を目指そうかと思うんだが、公認会計士試験ってどれくらい難しいんだろう?資格の難易度ランキングが知りたい。

 

この記事ではこういった疑問に答えます。

 

こんな人向けの記事です

公認会計士を目指そうか悩んでいる人

公認会計士試験の難易度を知りたい人

この記事の信頼性

この記事の筆者は、2年の勉強期間で公認会計士試験に合格しています。

公認会計士難易度ランキング①資格難易度ランキング

公認会計士試験の難易度ですが、他の資格と比較した方が分かりやすいと思いますので、早速ですが資格難易度ランキングを紹介します。

※この偏差値は当サイト独人の調査によるものです。偏差値は調査の度に変動する可能性があります。

資格 偏差値 合格までの平均勉強期間
司法試験 75 3~5年
国家公務員総合職 74 1~1.5年
公認会計士 74 2~3年
税理士 74 3~5年
弁理士 73 2~3年
司法書士 72 1~3年
不動産鑑定士 68 1.5~2年
中小企業診断士 64 1~1.5年
日商簿記1級 64 0.5~1.5年
一級建築士 63 0.5~1.5年
社労士 62  0.5~1.5年
電気主任技術者(電験1種) 61  0.5~1.5年
気象予報士 61  0.5~1.5年
行政書士 60  0.5~1年
FP1級 58  0.5~1年
保育士 57 1~2か月
宅建士 56 4~8か月
日商簿記2級 56 4~8か月
日商簿記3級 45 1~2か月

こんな感じです。やはり公認会計士は日本最高峰の資格です。ただ、司法試験ほどは難しくないようですね。

 

次の章で、公認会計士資格の魅力を詳細に紹介していきます。

公認会計士難易度ランキング②勉強時間

ここで、公認会計士試験の勉強時間を他の資格の勉強時間と比べてみましょう。

他の資格などに必要な勉強時間は以下のように言われています。

 

簿記3級 50時間

簿記2級 200時間

(公認会計士の3000~5000時間にはもちろんこの簿記の勉強時間も含まれています。)

社会保険労務士 1000時間

司法書士 2000~3000時間

税理士 3000~5000時間

弁護士 6000~8000時間

東大合格 6000~8000時間

 

これを見ると公認会計士試験の難易度は、

司法書士や社労士よりは難しく、税理士と同じくらいで、弁護士や東大と比べたら簡単。

という感じでしょうか。

 

公認会計士になるのは早稲田・慶応出身が一番多く、

司法試験合格者で一番多いのは東大出身なので、

この数字は正しいと思います。

 

公認会計士になるのは難しいですが、

東大に入ったり弁護士になるほどは難しくないということです。

 

また、公認会計士は早稲田・慶応出身が多いと書きましたが、

MARCHや日東駒専の人も全然いますし、

僕みたいな高卒も全然いるので安心してください。

公認会計士難易度ランキング③公認会計士の魅力

 

短期合格が多い

上記の表を見てわかることかと思いますが、公認会計士は合格までの期間が短いです。司法試験や同じくらいの難易度と言われる税理士が3~5年であるところ、公認会計士は2~3年で合格する人が多いです。

 

これは、司法試験は短答式の免除がないこと(公認会計士試験では短答式(1次試験)に合格すれば2年間は短答式(1次試験)は免除されますが、司法試験にはその仕組みがありませんので短答式(1次試験)に合格しても論文式(2次試験)が不合格となれば、また短答式(1次試験)からやり直す必要があります。)がその理由と考えられます。

 

また、税理士試験は合計で5科目の合格が必要なのですが、科目合格制度があるので、1年で1科目ずつ取っていく方が多いです。ですので、3~5年ほどで合格する方が多いようです。

 

それに対して、公認会計士試験は短答式(1次試験)に一度合格すれば、そこから2年間短答式(1次試験)が免除となります。2年間免除になるということは1回論文式(2次試験)に落ちても、あと2年は免除されるので、1度短答式(1次試験)に合格すれば2次試験(2次試験)を3回は受験することができる、ということです。

 

これははっきり言ってかなり大きいです。公認会計士試験には1次試験ではよく出るけど、2次試験ではあまり出ない範囲もあります。こういう範囲を、1次試験が免除にならなかったらずっと勉強しておかないといけませんが、1次試験が免除になるなら、そういった範囲は1次試験に合格したら忘れてしまっても大丈夫です。

 

私は、この1次試験免除制度のおかげで、1次試験合格後は勉強がかなり楽になりました。

合格すれば仕事はいくらでもある

公認会計士試験は合格すれば引く手あまたです。それは、公認会計士が求めらる業種が世の中にはたくさんあるからです。以下でその業種を紹介します。

 

1.監査法人

一つ目は監査法人です。これはあまり聞きなじみがない方もいらっしゃると思うので、解説します。

監査法人とは、会計監査を行う法人です。会計監査とは、企業の会計情報に誤りがないか、不正がないかということを監査し、その監査した結果を報告するという業務です。上場企業ならびに会社法上の大会社にはこの会計監査を受ける義務があります。

この会計監査は、公認会計士の専売特許、つまり公認会計士資格を持っていないと行うことができない業務です。

 

公認会計士のほとんど、約8~9割はこの監査法人で勤務しています。また、監査法人は会計監査を行う法人なので、公認会計士を雇用する必要があります。なので、公認会計士試験の合格発表後は、毎年監査法人による公認会計士の取り合いになります。ですので、よほどコミュニケーション能力に難がある方などでなければ、公認会計士試験に合格すれば大抵監査法人に就職できます。

 

また、後で解説するのですが、公認会計士はその資格を取った後は、毎年10~12万円ほどの登録料を払わないといけないのですが、ほとんどの監査法人はこの登録料を負担してくれます。それもあって、公認会計士試験合格者のほとんどは、まず最初は監査法人に就職し、他の業種に興味のある人はその後、転職します。

 

ちなみに監査法人はとても年収が良いです。公認会計士の年収が高いのは監査法人の給料が良いからです。気になる方はネットで検索してみてください。

 

2.税理士

公認会計士のできる業務の中に税理士があって驚いた方もいるかもしれませんが、公認会計士は税理士業務を行うことが可能です。なぜなら、公認会計士は税理士会に登録するだけで税理士免許をもらえるからです。これ、すごいですよね!

 

ですので、公認会計士試験合格者の中には、税理士になって開業する方も珍しくありません。「税理士試験は合格するのに時間がかかるから、税理士免許をもらうために、短期合格できそうな公認会計士を取った」なんて方もたまにいます。

 

開業した場合は、当然、年収は保障されません。年収は自身の経営能力によって上下するでしょう。ただ、企業に雇用されているのではなく、自身が経営者になるので、その年収に上限はありません。何千万円と稼いでる方だってたくさんいます。

 

税理士になって個人事務所を開業できる、これも公認会計士の魅力の一つです。

 

3.一般事業会社の経理

一般的な会社で経理を行う、当然これも会計のスペシャリストである公認会計士の就職先の一つです。

 

先述した通り、公認会計士は会計監査をその専業とする資格であり、会計監査は上場企業や大企業で行われるものです。だから、上場企業やこれから上場しようとしている企業では、経理部に公認会計士を雇おうとします。監査を受ける側の企業が、監査を行って来た公認会計士を雇おうとするんですね。

 

ですので、急成長中で数年後の上場を目指しているベンチャー企業に、監査法人で勤務していた公認会計士が転職し、経理部長になる、みたいなパターンはとてもよくあります。

 

この場合、会計士には経理部長や将来的にはCFO(最高財務責任者)などのポジションに就くことになるので、当然、年収は高くなります。上場企業の経理部長以上の職位に就いた場合、年収は1,000万円以上です。

 

4.コンサルタント

最後はこちら、コンサルタントです。コンサルタントと言っても色々ありますが、経営コンサルタント、会計コンサルタント、M&Aコンサルタントなどが、公認会計士の転職先としてよく選ばれるコンサルタントです。

 

コンサルタントは会計監査や経理業務を行うわけではないので、公認会計士資格が必要となるわけではないのですが、会計の専門家である公認会計士は、そのお金の感覚を評価され、これらの業種にもよく転職します。

 

コンサルタントは平均的に年収が高いです。その分、激務とも言われますが、平均で年収は1,000万円ほど、成績を残している人は2,000万円、3,000万円、それ以上稼いでる人もいます。

難易度に対して年収が高い

公認会計士の年収を具体的に解説します。

まずは、上記の資格の平均年収を紹介します。(上位6資格のみ)

資格 偏差値 平均年収
司法試験 75 750万円
国家公務員総合職 74 680万円
公認会計士 74 720万円
税理士 74 720万円
弁理士 73 570万円
司法書士 72 600万円

こんな感じです。

 

これを見てまず感じると思うのですが、弁護士の年収が意外と低いですよね。1999年に始まった司法改革制度の影響で司法試験合格者が増え、弁護士の数が増えました。その影響で一人当たりの仕事量が減り、弁護士の年収は下がってきていると言われています。日本最難関の試験に合格してるのにちょっと可愛そうですよね。

 

公認会計士の平均年収は720万円と言われています。ただ、これを見て以下のように思った方もいると思います。

「公認会計士の年収ってもっと高いんじゃないの?平均年収1,000万円って聞いたことあるけど」

はい。その通りです。公認会計士の年収はもっと高いです。実はこれにはからくりがあります。

 

上記の平均年収720万円はあくまで「公認会計士」の年収です。つまり「公認会計士資格を仕事で使っている人」の平均年収です。

 

でも、公認会計士の中には、公認会計士登録を途中で解除する人もいます。先述した通り、公認会計士資格を必要とするのは会計監査業務を行う場合のみ、つまり監査法人に勤めている場合だけです。でも公認会計士の中には、コンサルや上場企業の経理に転職する人、また、税理士になって開業する方もたくさんいます。

 

監査法人から他の企業に転職した方で監査法人に勤務していた頃より年収が上がっている方はたくさんいます。でもそういう方は公認会計士登録していないことが多いんです。

 

つまり、上記は「公認会計士」の平均年収なので、公認会計士試験に合格したけど公認会計士資格は解除しちゃった人は含まれていないんです。そして、そういう人は、とても稼いでることが多いです。

 

ですので、「公認会計士試験に合格した人」の平均年収はもっと高いはずです。1,000万円を超えていてもおかしくないと思います。

公認会計士難易度ランキング④まとめ

この記事では公認会計士の難易度をランキング形式で紹介し、その後、公認会計士の魅力についても解説しました。この記事の内容をまとめると以下のような感じです。

・公認会計士はやはい日本最高峰の資格

・でもその分、年収は高い。他の資格と比較しても難易度に対して年収が高い。

 

どんな仕事に就くかは人それぞれですが、上記の理由から、私は公認会計士は目指してみる甲斐のある資格だと思います。

 

また、以下の記事で公認会計士試験の難易度についてさらに詳細なデータも紹介しているので、よかったら読んでみてください。

公認会計士試験の難易度【簡単に合格する方法も教えます!】

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