企業法の独学勉強法・教材【公認会計士試験】

 

公認会計士の勉強法を知りたい人「公認会計士を独学で目指して勉強法をしているけど、企業法はどうやって勉強すればいいんだろうか。また、私は独学で勉強してるので、企業法の独学用の教材も知りたい。

この記事ではこんな疑問に答えるために、

働きながら独学で2年で公認会計士試験に合格した筆者が実際に行った企業法の勉強法・教材を公開しています。  

 

なお、独学用教材は以下にまとめてます。

独学用教材まとめ

他の科目ごとの勉強法

こんな人向けの記事です

公認会計士試験に独学で挑んでる人

公認会計士試験の企業法の独学用教材を知りたい人

この記事の信頼性

この記事の筆者は、働きながら独学で2年で公認会計士試験に合格しています。

企業法の勉強法①短答式

まず試験の問題形式を説明してから、私が実際に行った勉強法を紹介します。

試験の問題形式

短答式(1次試験)

企業法とは公認会計士試験の科目名で、「企業法」という法律はありません。

企業法の範囲は会社法、商法の一部、金融商品取引法の一部です。

 

企業法の短答式では以下のような問題が出ます。

取締役会設置会社以外の株式会社(種類株式発行会社を除く。)の株主総会に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。( 5 点)

ア.株主総会は,会社法に規定する事項及び株式会社の組織,運営,管理その他株式会社 に関する一切の事項について決議をすることができる。

イ.株主総会に出席しない株主が書面又は電磁的方法によって議決権を行使することがで きる旨を定めていないときは,当該株主総会の招集の通知を書面又は電磁的方法以外の 方法ですることができる。

ウ. 6 か月前から引き続き株式を有する株主に限り,取締役に対し,一定の事項を株主総 会の目的とすることを請求することができる。

エ.株主総会は,取締役が定めた当該株主総会の目的である事項以外の事項について決議 をすることはできない。

1.アイ 2.アウ 3.アエ 4.イウ 5.イエ 6.ウエ

公認会計士・監査審査会HP「平成31年公認会計士試験第Ⅰ回短答式試験の試験問題及び答案用紙について」より引用

会社法、商法、金融商品取引法についての正誤問題です。

 

短答式の監査論はこの形式の問題しか出ません。

これが1問5点で20問出るだけです。

 

この問題形式はもう15年以上続いているので、まず間違いなく今後もこの問題形式と考えて大丈夫です。

 

また、企業法はとても覚えるべき量の多い科目です。

どれだけ効率よく記憶していけるかが合格へのカギだと思います。

使った教材

テキスト 企業法(東京CPA) 15,000円
公認会計士試験短答式 企業法【理論科目 集中トレーニング】 3,740円
企業法 早まくり肢別問題集(TAC出版) 2,200円
公認会計士試験用参考法令基準集(企業法) 3,200円

テキスト 企業法(東京CPA)

テキストは東京CPAという予備校のものを使いました。

 

実はその前に私は「はじめとの会社法」と「よくわかる会社法」という2冊の本をテキストとして買いました。

この2冊は会社法がどういうものなのかを知るにはいい本なのですが、

公認会計士試験のために作られた本ではないので、

覚えにくい所を表でまとめていたりはされてないし、試験範囲もカバーしきれておりません。

 

ですので、私は試験勉強の途中でこの東京CPAのテキストを買いました。

これは覚えにくいところが表でまとまっており、とても覚えやすかったです。

もちろん試験範囲は全てカバーされています。

 

また、これは東京CPAのテキスト全てにいえることなのですが、

東京CPAのテキストは範囲によってA~Cの重要性が書いてあります。

 

試験範囲にはしょっちゅうテストに出るので重点的に勉強すべき範囲があれば、

全然試験に出ないので、思い切って捨てるべき範囲もあります。

 

このA~Cの重要性はその判断に使えて、勉強の効率をグンとあげてくれました。

 

公認会計士試験短答式 企業法【理論科目 集中トレーニング】

これは1問1答式の問題集です。

 

過去に出題された問題や、重要な論点の問題で構成されているので、

問題の質は非常に高いです。

 

また、各章の終わりにその章の覚えにくいところを表などでまとめたページがあるのですが、

これが記憶にとても使えます。

 

企業法 早まくり肢別問題集(TAC出版)

これも集中トレーニングと同じような1問1答式の問題集です。

 

企業法は範囲が広いので問題集1冊では足りないと思い、2冊目としてこの問題集を買いました。

この2冊をしっかり覚えたら、わからない問題はほぼなくなりました。

この2冊であらゆるパターンの問題を網羅できるはずです。

 

公認会計士試験用参考法令基準集(企業法)

これは企業についての法令基準集で、会社法、金融商品取引法の一部、商法の一部、つまり企業法の範囲の法令全てが載っています。

 

論文式試験ではこれと同じものが本番で配られ、これを使って法令を調べながら解きます。

なので、この本は論文式試験用の物なのですが、

上記のとおり企業法の法律全てが載っているので、法律を調べたいときにとても便利です。

 

短答式の勉強でも法律を調べる必要がありましたので、

この本を私は短答式の時点から買っておきました。

 

教材についての詳細は以下です。

私が行った勉強法

他の科目も含めて勉強法、勉強スケジュール、科目別勉強時間などは全てnoteにまとめました。リンクは以下ですので、よかったら参考にしてください。

【一部無料公開】独学で働きながら公認会計士試験に合格した勉強法完全まとめ

働きながら独学で公認会計士試験に合格した筆者の勉強スケジュール、科目別勉強時間、教材、科目別勉強法など完全公開

企業法の勉強法②論文式

論文式も試験の形式を紹介してから、私が行った勉強法を紹介します。

試験の問題形式

甲株式会社(以下,「甲会社」という。)は取締役会設置会社であり,監査役設置会社である。乙株式会社(以下,「乙会社」という。)は,甲会社の代表取締役Aの配偶者であるBを唯一の取締役とする会社であり,Aは乙会社の発行済株式の全てを保有している。Aは,独断で甲会社の所有する土地(甲 会社の総資産額の 5 %に相当する資産に当たる。以下,「本件土地」という。)を,時価を大幅に下回る 価格で乙会社に売却する契約(以下,「本件契約」という。)を締結した。乙会社は,これらの事情を知 らない第三者に本件土地を転売した。

その後,上記Aの行為が発覚したため,甲会社の取締役会はAを代表取締役から解職し,非常勤の取締役に降格するとともに,従前,月額 300 万円であったAの取締役報酬を月額 30 万円に引き下げた。甲会社では,取締役の報酬等に関する定款の定めはなく,株主総会の決議により取締役全員に支給する報酬総額の最高限度額を定め,各取締役への支給額の決定は取締役会に委ねられていた。な お,甲会社では,株主総会で定められた最高限度額の範囲内で,各取締役の役職に応じて支給額を定めることが慣行となっており,非常勤の取締役報酬は月額 30 万円とされていた。

この場合において,次の 問題 1 及び 問題 2 に答えなさい。

問題 1 ①本件契約の効力,及び②Aが甲会社に対して負う会社法上の損害賠償責任について論じ なさい。

公認会計士・監査審査会HP「令和元年公認会計士試験論文式試験の試験問題及び答案用紙について」より引用

こんな問題が出ます。

 

企業法は短答式と論文式で問題や頭の使い方がガラッと変わる科目です。

 

短答式はひたすら法令を記憶すれば合格できますが、

論文式は色々なシチュエーションで実際どのようにその法令を適用していくのかを考え、それを論文として書くことになります。

 

ですので企業法は、短答式でたくさんのことを記憶しないといけませんが、論文式でもまた新たにたくさんのことを覚えないといけません。

 

ただ、上記の問題など初見の方にはとても難しく見えると思うのですが、

出る問題のパターンは決まっています。

ですので試験は、基礎をしっかり覚えれば合格できる内容になっています。

 

また、論文式では法令基準集を使いながら問題を解いていきますので、法令基準集の引き方も練習する必要があります。

使った教材

テキスト 企業法(東京CPA) 15,000円
論文対策集 企業法(東京CPA) 20,000円
公認会計士試験用参考法令基準集(企業法) 3,200円

テキスト 企業法(東京CPA)

テキストは短答式と同じ東京CPAのテキストです。

この問題集は論文式まで使えます。

 

論文対策集 企業法(東京CPA)

問題集は東京CPAの論文対策集を購入しました。

 

この問題集には問題が70問ほど載っています。

問題はよく試験に出る範囲の問題ばかり載っており、この70問をしっかり解けるようになったら合格レベルに達するように作られています。

 

また、この問題集には答えが2パターン載っています。

1つは模範解答となる論文で、もう一つはこの模範解答を簡単に要約したものです。

この、要約した回答が最高に便利です。

 

会社法等についての論文を書けといわれても、最初は絶対に無理です!

ですので最初の頃はまず、論文の要約を書いていきます。

 

取締役会の承認に瑕疵があった場合の第三者との取引

第三者との取引→取引の安全を確保すべき→取引は有効

 

こんな感じです。

これを作る時に上記の論文の要約がとても参考になります!

というか、最初の頃は模範解答の要約を真似して書いていくだけです。

 

私はそれを繰り返すことで、合格点を取れる様になりました。

公認会計士試験用参考法令基準集(企業法)

 

企業法は本番では、配布される法令基準集を使って問題を解いていきますので、その練習のためにこれを買っておきました。

法令基準集は、論文式を受ける受験生は、他の科目の物も含めて必ず必要です。

 

勉強法

他の科目も含めて勉強法、勉強スケジュール、科目別勉強時間などは全てnoteにまとめました。リンクは以下ですので、よかったら参考にしてください。

【一部無料公開】独学で働きながら公認会計士試験に合格した勉強法完全まとめ

働きながら独学で公認会計士試験に合格した筆者の勉強スケジュール、科目別勉強時間、教材、科目別勉強法など完全公開

企業法の勉強法③まとめ

  いかがでしたでしょうか。 これが私の合格した企業法の勉強法です。

 

何か勉強法についてご質問ございましたら、Twitterで質問を受け付けてますんで、どしどし質問してください。

 

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