この記事ではかねてから公認会計士試験に独学で合格した筆者が、実際に使った教材・勉強法等を公開してきました。
しかし、2022年から独学で合格することは限りなく不可能に近い状態になってしまいました。理由は教材が予備校に入らないと買えなくなったからです。詳細は以下の記事で解説しています。
独学合格者の公認会計士テキスト完全まとめ【全て公開してます】
公認会計士試験の独学用テキストを探している方向け。内容⇒独学合格者の使った教材全て公開、全ての教材の解説、科目ごとの勉強法
そのため、筆者は現在は独学はおすすめしていませんが、この記事は参考用として残しております。
公認会計士の勉強法を知りたい人「公認会計士を独学で目指して勉強法をしているけど、統計学はどうやって勉強すればいいんだろうか。また、私は独学で勉強してるので、統計学の独学用の教材も知りたい。」
この記事ではこんな疑問に答えるために、働きながら独学で2年で公認会計士試験に合格した筆者が実際に行った統計学の勉強法・教材を公開しています。
なお、独学用教材は以下にまとめてます。
独学用教材まとめ
他の科目ごとの勉強法
こんな人向けの記事です
公認会計士試験に独学で挑んでる人
公認会計士試験の租税法の独学用教材を知りたい人
この記事の信頼性
目次
統計学の勉強法①選択科目
統計学とは?
公認会計士試験は短答式(1次試験)と論文式(2次試験)があり、
短答式は4科目、論文式は6科目で構成されています。
その論文式の6科目のうち一つは選択科目であり、
受験生は、民法、経済学、統計学、統計学の4科目から1つを選択することになります。
つまりこの記事でいう統計学とは、公認会計士試験の論文式の選択科目のうちのひとつのことです。
選択科目は何を選ぶべき?
公認会計士試験の選択科目には以下のような特徴があります。
民法・・・とにかく範囲が広い。予備知識がある人以外は選ぶべきじゃない。
経済学・・・とにかく範囲が広い。予備知識がある人以外は選ぶべきじゃない。
経営学・・・範囲が狭い。受験者の8~9割が選択する。
統計学・・・範囲が狭い。理系の人は選択する。
こんな感じです。
民法と経済学はとにかく覚えないといけない量が多く、
統計学は数学的要素が多いのであまり好まれず、
結果として、範囲が狭く、それほど難易度も高くない経営学に受験生が集中します。
また、公認会計士試験は偏差値方式ですので、
選択科目については、その選択科目を選択した受験生の中で得点は上位何%に入ったのかが重要になります。
選択科目は上記のようにほとんどの方が経営学を選択するので、それ以外の科目は基本的に、予備知識がある人が選択します。
ですので、予備知識がない人が経営学以外を選択すると、けっこう不利になります。
でも私は統計学を選択しました。
理由は以下です。
①私が理系だったから(国立大学工学部中退)
②公認会計士試験は暗記しなないといけない範囲が広いが、統計学は数学に近いので、暗記しないといけないものは少ないと思ったから
こんな感じの理由で私は統計学を選択しました。
やってみた結果は以下です。
①自分の数学のレベルで全然対応できた。(高校3年生までの数学で対応できます。理系の大学に入れた人なら問題ないです)
②思ってた通り、暗記しないといけないものは少なかった。
③そこまで他の受験生のレベルも高くなかった(私は本番で緊張し実力を発揮できなかったのですが、偏差値は51.8でした)
つまり、やってみた私の感想としては、
数学が好きな人は是非選択すべき科目だと思います。
本当に覚える量が少ないので、少ない勉強量で合格レベルに到達できました。
公認会計士試験の統計学のレベル
公認会計士試験の統計学は統計検定でいうとどのくらいなのかといういうと、私の印象だと、
範囲は統計検定2級とほぼ同じ(統計検定2級の方が少しだけ広い)
難易度は公認会計士試験の方が統計検定2級より高い
という感じです。
ですので、統計検定2級の教材は公認会計試験用に代用できます。
統計学の勉強法
まず、試験の問題形式をご説明した後に、教材・勉強法を紹介します。
試験の問題形式
統計学は計算問題と計算過程を説明するような理論問題で構成されています。
つまり、試験全体が統計学の計算についての問題で構成されているので、計算問題ができるようになれば理論問題も回答できるようになります。
また、理論問題では統計学の専門用語を回答するだけの問題も多くあるので、得点が稼ぎやすかったです。
私が使った教材
統計学入門 (基礎統計学Ⅰ) | 3,080円 |
統計学入門
統計学の市販のテキストはいろいろあるのですが、このテキストが入門には最もわかりやすいと定評があります。
実際に使ってみた感想としてもとてもわかりやすく、統計学の完全な初心者だった私でも統計学の理解をスムーズに進めていくことができました。
このテキストに載っている範囲としては、公認会計士試験の範囲より広いです。
ですので、公認会計士試験の範囲で、このテキストに載っていない範囲はありません。
勉強の中心はこのテキストと模試です。
とにかく模試を解いて、わからないところをこのテキストで調べる、という進め方で合格レベルに到達できます。
日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集 | 1,980円 |
日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集
これは統計検定2級の過去問です。
公認会計士試験の統計学は統計検定2級と範囲がほぼ同じなので、私はこれを問題集代わりに使いました。
統計検定2級は公認会計士試験と範囲がほぼ同じで難易度は統計検定2級の方が低いので、入門編の問題集としてこの教材はちょうどよかったです。
演習 統計学キャンパス・ゼミ | 1,600円 |
演習 統計学キャンパス・ゼミ
これも統計学の問題集です。
この問題集は解説がとても丁寧です。
私は統計学の区間推定という論点がどうしても苦手だったのですが、この問題集を買って解説を読んだらスムーズに理解できました。
私が行った勉強法
他の科目も含めて勉強法、勉強スケジュール、科目別勉強時間などは全てnoteにまとめました。リンクは以下ですので、よかったら参考にしてください。
【一部無料公開】独学で働きながら公認会計士試験に合格した勉強法完全まとめ
働きながら独学で公認会計士試験に合格した筆者の勉強スケジュール、科目別勉強時間、教材、科目別勉強法など完全公開
統計学の勉強法③まとめ
いかがでしたでしょうか。 これが私の合格した統計学の勉強法です。
勉強法についてご質問ございましたら、Twitterで質問を受け付けてますんで、どんどん質問してください。
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